平成29年10月30日(月)決算特別委員会 井上ノエミ 質問内容

1. まず103ページの保育園の指定管理者についてお伺いします。28年度には区立保育園は全部で29あり、その内6つ保育園が指定管理者によって管理運営されています。墨田区の保育園整備計画では、今後、亀沢保育園と長浦保育園は指定管理者になります。また、さらに指定管理者の導入は拡大する見込みです。これに対して、区民の中からは反対意見も多いです。私は、待機児童対策のために保育園を増やさなければなりませんから、民営化は必要だと思います。しかし、指定管理者の導入に対する区民の心配は重く受け止める必要があります。大事なことは、墨田区がしっかりと保育園を監督して保育の質を担保することです。しっかりした監督を実施していることが、保護者に安心感を与えます。そこで伺いますが、墨田区は平成25年と26年にひきふね保育園とさくら保育園に対して、労働環境モニタリングを実施しました。そのモニタリングの内容と結果はどのようでしたか。また、この平成27年と28年に保育園の労働環境モニタリングを実施していれば、その結果も教えてください。

2. 保育士の労働環境がきちんとしているかは、たいへん重要だと思います。労働環境が悪い、いわゆるブラックな職場では、子供達を安心して預けることはできません。この労働環境モニタリングはたいへん大事だと思います。是非、指定管理者のすべての保育園に対して定期的な労働環境モニタリングを実施していただきたいと思いますが、ご見解を伺います。また、墨田区はこのモニタリングの結果については、保育園の名前は公表していません。私は、保育園の名前と改善すべき点を公開する必要があると思いますが、ご見解を伺います。

3. 次に、指定管理者の保育園の事業評価についてお伺いします。東京都は保育園の第三者評価を実施しています。墨田区は、労働環境モニタリング以外にも、保育園に対して事業評価をやっているのでしょうか。実際に墨田区の職員が保育所に行って事業を評価することしているのでしょうか。お伺いします。

4. 次に、指定管理者の法人情報の公開について伺います。保育園では、死亡事故の可能性もあります。指定管理者について区民がインターネットで調べて、この指定管理者なら大事な子供を預けられると安心できる様に、それぞれの法人情報は公開されている必要があります。また、すみだ区報や区のホームページでも指定管理者の概要について説明する必要があると思います。ひきふね保育園の指定管理者である社会福祉法人愛理会と押上保育園の指定管理者である社会福祉法人運柱社のホームページを見てみました。この2つの社会福祉法人は、平成28年3月に公布された社会福祉法等の一部を改正する法律にしたがって、必要な情報をすべてホームページで公開しています。たいへんしっかりした法人である印象を受けました。そこで伺いますが、墨田区が指定管理者を選ぶ場合には、この様に情報公開をしっかり実施していることをひとつの基準にするべきと考えますが、どの様に考えますか。お伺いします。また、現在の指定管理者である社会福祉法人が法律にしたがって情報公開をしていない場合には、墨田区としてどの様に対処しますか、お伺いします。

5. 次に指定管理者の選考ですが、これは非常に慎重に行う必要があります。選定基準や選定方法を公開して、選定委員会をつくり専門家や現場経験者の意見を入れるなどして、十分な時間をとって行うべきと思います。また、利用者の意見も取り入れて、関係者が納得できる選定基準にすることが必要です。すでに亀沢保育園の指定管理者は決定していますが、その選考過程はどうだったのでしょうか。今後も民営化は続きますので、選考方法について伺います。

6. 今回の亀沢保育園の民営化については、非常に性急に行われているという批判があります。民営化になれば当然先生も交代するわけで、園児が混乱することになります。移行時に子どもが混乱しないためにも、十分な時間をとって、利用者の納得が得られる進め方が必要です。園児への影響をまず考えて、民営化の過程を考える必要があると思いますが、ご見解を伺います。

7. 民営後の指定管理者の保育園の運営については、特に透明性を高める必要があります。職員のローテーションや雇用形態、運営費の使用、指導監査結果に至るまで積極的な情報開示を徹底するべきと考えます。また、保育園と保護者の橋渡し役をする保護者組織を育成するために、指定管理者と区が協力をすることが必要です。新しい保育園を行政・保育者・保護者で協力して作っていくべきと思います。墨田区として、指定管理者にすべて任せるのではなく、民営化のプロセスが完全に完了するまで面倒をしっかりと見る方針でやっていただきたいと思いますが、ご見解を伺います。


以上