平成29年11月6日 決算特別委員会(総括質疑)新しいすみだ 井上ノエミ

(対山本区長)

1. まず、平成28年度の決算審査意見書に関連して山本区長にお伺いします。墨田区の経常収支比率に関して、監査委員の意見は「目標値の85パーセントは達成しているが、適正水準と言われる70~80パーセントにはなっていない。」という厳しい意見です。款別の時に目標値を下げてはどうかと質問しましたが、墨田区の財政状況から85パーセントは仕方がないというに答弁でした。経常収支比率が上がると、新規事業のための予算がなくなります。少しでもこの比率を下げる努力が必要だと思います。平成28年度は83.7パーセントでしたが、29年度は職員を大量に採用しているので、少し上がったのではないかと思います。山本区長に今年度の経常収支比率の見通しと、来年度は経常収支比率をどの程度に抑えたいと考えているのかお伺いします。

2. 経常収支比率を下げるには、人件費を減らす以外方法はありません。そのためには業務の外部委託が必要です。指定管理者制度はかなり増えてきていますが、それ以外の業務委託はあまり進んでいないと思います。以前にも指摘しましたが、窓口業務を外部委託している他の区もあります。是非、山本区長にリーダーシップを発揮していただきたいと思いますが、どの様に考えているかお伺いします。

3. 次に、指定管理者制度についてお伺いします。墨田区では現在52の施設を指定管理者に任せています。また、これからは保育園の指定管理者も増やす方針ですが、それについて心配している区民も多いです。指定管理者制度は、墨田区にとって大事な制度になっていますので、今回の決算委員会では、私はそれぞれの款別の質疑で質問をしました。山本区長には、款別での質疑にもとづいて、何点かご見解をお伺いします。まず、指定管理者制度で一番大事なのは、情報公開です。持っている情報を公開するだけですから、お金はかかりません。そして、区民の皆さんからはそれだけ安心して信頼していただけます。保育園に関しては、墨田区は指定管理者の労働環境モニタリングをやっています。このモニタリングは、保育園の労働環境が、よく言われるブラックな職場でないことを確認する調査です。また、それ以外にも保育園の毎月のモニタリングと年次モニタリングもやっています。保育園の指定管理者制度については、私は墨田区としてしっかり監督するから心配はないと区民に説明しています。是非、保育園のモニタリングの結果をホームページ上で情報公開していただきたいと思います。墨田区がモニタリングで厳しく監督していることが分かれば、区民は安心して子供を預けることができると思います。山本区長のご見解をお伺いします。

4. 次に、集会所、地域施設などの指定管理者の情報公開について伺います。まず、指定管理者の法人情報ですが、墨田区から5千万円以上のお金をもらっているわけですから、きちんと法人情報や収支決算をホームページ上で公開するべきと思います。また、その運営に区民の声を反映するために、区民の代表が参加する運営協議会を設置しています。しかし、いったい誰が運営協議会のメンバーなのか、いつ運営協議会が開催されたのか、情報が公開されていません。また、運営協議会のない指定管理者もあります。住民の声を広く聞いて透明性を持って施設を運営することが大事ですから、是非、これらの情報公開を進めていただきたいと思いますが、山本区長のご見解を伺います。

5. 次に、吾妻橋観光案内所と「うるおい広場」におけるイベント開催について伺います。新しい吾妻橋の観光案内所ですが、どうも立地が悪く観光客が立ち寄りにくい場所にあります。そのため「うるおい広場」を利用して、いろいろイベントを開催して、集客する必要があります。今、時々開催しているグリーンマーケット墨田も、マンネリ化してきて、出店も減ってきている様です。マルシェをやるならもっと宣伝が必要ですし、出店も相撲部屋に頼んでチャンコを出してもらうなど工夫も必要だと思います。また、墨田区には民謡をはじめとする様々な文化グループがあります。これらのグループは墨田の貴重な観光資源だと思います。「うるおい広場」でパフォーマンスを披露してもらって、外国人観光客を浅草から集めることもできると思います。いろいろ考えてやっていただきたいと思いますが、山本区長のご見解を伺います。

6. 次に、墨田区の学力向上新3年計画の成果についてお伺いします。昨年度から始まった墨田区の学力向上計画ですが、今年度で2年目になります。今年度の学習調査の結果を見ると、墨田区の子供たちの学力が着実に向上しています。特に、小学校の国語と算数では、全国平均を超えるレベルになってきています。墨田区では、学校の学力問題はこれまでも大きな課題でした。区民にとっても、子供たちの学力はたいへん大事な問題でしたが、これまで何の向上も見られませんでした。今回、この様に実際に学力を向上させることが出来たことは、たいへんうれしいことです。この様な結果を出せたことは、教育委員会制度が変わって区長がリーダーシップを発揮しやすくなったことが大きな原因と思いますが、山本区長はどの様に考えていますか、ご見解を伺います。また、教育はたいへん大事な分野ですので、引き続きリーダーシップを発揮していただきたいと思いますが、特に区長として力を入れたい点がありましたら、お伺いしたいと思います。

(対加藤教育長)
7. 次に、加藤教育長に伺います。今回の学力調査で結果を出せたことは、加藤教育長をはじめ、教育委員会のスタッフの皆様、現場の先生方の努力のお陰と思います。まず御礼を申し上げたいと思います。款別の質疑の時にも要因について伺いましたが、現場の校長先生が先頭にたって先生方とがんばった結果だというご答弁でした。そこで加藤教育長に伺いますが、今回の学力向上計画の推進を通して、墨田区の子供たちの学力の問題で一番大きな課題は何と考えているかお伺いしたいと思います。また、その課題を克服するためにはどうすればよいのかお伺いします。