11月8日 決算特別委員会

付託決算の審査
  ア 報告第1号 令和4年度墨田区一般会計歳入歳出決算
  イ 報告第2号 令和4年度墨田区国民健康保険特別会計歳入歳出決算
  ウ 報告第3号 令和4年度墨田区介護保険特別会計歳入歳出決算
  エ 報告第4号 令和4年度墨田区後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算
   以上4件を一括して議題に供した後、決算4件に対する意見開陳を行った。
   意見開陳終了後、報告第1号、報告第2号、報告第3号及び報告第4号の4件を一括して採決し、起立表決の結果、いずれも報告どおり認定することと決定した。
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             会議の概要は、次のとおりである。
                              午後2時00分開会

○委員長(堀よしあき) 
 ただいまから決算特別委員会を開会いたします。
 早速議事に入ります。
 付託決算の審査を行います。
 報告第1号 令和4年度墨田区一般会計歳入歳出決算、報告第2号 令和4年度墨田区国民健康保険特別会計歳入歳出決算、報告第3号 令和4年度墨田区介護保険特別会計歳入歳出決算、報告第4号 令和4年度墨田区後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算、以上4件を一括して議題に供します。
 本日は、意見開陳及び採決を行います。
 これより、報告第1号、報告第2号、報告第3号及び報告第4号の決算4件に対する意見を一括して開陳願います。
 順次、発言願います。

◆委員(井上ノエミ) 
 それでは、新しいすみだの意見開陳を行います。
 令和4年度墨田区一般会計、国民健康保険特別会計、介護保険特別会計及び後期高齢者医療特別会計の各決算について、認定の立場から意見を申し上げます。
 令和4年度においては、新型コロナ感染症が続く中で経済環境は悪化し、区内の子どもたちを取り巻く環境は大変厳しいものがありました。子どもの貧困、児童虐待、学校でのいじめ・不登校など解決するべき課題は多く、墨田区としても全力でこれらの課題に取り組むことを要望します。
 まず、子どもたちが安心して暮らせる墨田区をつくるためにも、子どもたちの居場所をつくることが大変重要です。物価が上がって賃金が上がらない中、家計を支えるために両親は必死に働いています。そんな中、子どもたちが孤立しないように居場所をつくるために食事を提供する子ども地域食堂は大変重要です。子ども地域食堂を広げていくことを要望します。
 児童虐待や育児放棄も大きな問題です。子どもの命を守るために、ハイリスクの子どもを早く発見することが大事です。母子保健法で義務付けられている1歳半と3歳の乳幼児健診を受けていない子どもはハイリスクのケースです。早めにフォローすることが大変重要です。子どもたちが安全で安心に暮らせる墨田区をつくることは大変重要な課題です。保育園、幼稚園、家庭的保育施設で起こる子どもの命の危険につながりかねないヒヤリ・ハット事故について、関係者が情報を共有して事故を絶対に起こさない対策を要望します。
 全国で幼い子どもがマンションから転落して亡くなる事故が続いています。転落防止のための製品も開発されています。子どもの転落事故防止に努めることを要望します。
 子どもの事故で多いのは交通事故です。ゾーン30プラスを全区で実施して、通学路の交通安全に関して万全の対策を要望します。また、自転車が安全に走行できる自転車レーンの整備を要望します。
 今、日本の教育は多くの課題を抱えています。いじめや不登校の対策の一層の充実はもちろんですが、教師の生徒に対する性犯罪を根絶する必要があります。教師の生徒に対する性暴力はなかなか表には出てこないので、発見するのも難しいです。子どもが心を開ける性犯罪専門のカウンセラーが必要です。性犯罪を未然に防ぐための教育委員会の対策を要望します。
 学校におけるPTAや幼稚園の保護者会の活動について見直しが必要です。PTA、保護者会の改革を進めることを要望します。
 墨田区の子どもたちが将来社会で活躍するためには、英語を使いこなせることは重要です。中学生海外派遣事業でオーストラリアに行った中学生は、積極的に英検などの検定試験やスピーチコンテストに参加して、派遣の経験を生かしてもらいたいと思います。また、学校の子どもたちが英検やスピーチコンテストにチャレンジするのを応援することを要望します。
 重度の身体障害者のグループホームの整備については、入居者や家族の意見を十分反映した施設にしていただきたい。また洪水の危険を十分考慮した設計にすることを要望します。
 賛育会病院の赤ちゃんポストを設置する計画については、墨田区として全力でサポートすることをお願いします。
 最後に、国民健康保険特別会計、介護保険特別会計及び後期高齢者医療特別会計については、高齢化の進展とともに毎年保険料は上がっており、区民には大きな負担となっています。無駄のない事業の実施と効率化を強く要望して、新しいすみだの意見開陳とします。

○委員長(堀よしあき) 
 以上で意見開陳を終わります。
 報告第1号、報告第2号、報告第3号及び報告第4号の4件を一括して採決いたします。
 本件は、起立表決により採決いたします。
 本件は、いずれも報告どおり認定すべきものと決定することに賛成の方は、ご起立願います。
     〔賛成者起立〕

○委員長(堀よしあき) 
 起立多数と認めます。
 よって、本件はいずれも報告どおり認定すべきものと決定いたしました。
 以上で付託決算の審査を終わります。
 山本区長から発言の申出がありますので、これを聴取いたします。

◎区長(山本亨) 
 決算特別委員会が閉会されるに当たり、一言ごあいさつを申し上げます。
 去る10月20日から本日までの実質8日間にわたり、委員の皆様には連日熱心かつ慎重にご審議をいただきました。そして、ただいま一般会計及び三つの特別会計ともに認定のご決定をいただき、誠にありがとうございます。
 款別及び総括質疑や意見開陳の中で、仕事と子育ての両立支援をはじめとした子育て環境の徹底整備、SDGsやDXに対する取組、放課後対策や特別支援教育などの教育施策、高齢者や障害者に対する各種福祉施策の充実、災害対策、物価高騰等の影響を踏まえた区民、事業者に対する支援策、まちづくりなど、様々な視点で多くのご意見、ご提案をいただきました。
 さらに、公共施設等整備基金などの基金の適切な積立てや区民目線に立った事務事業の再構築、行政執行についてもご意見がありました。いただいたご意見、ご提案等につきましては、これまでの各事業の経緯や課題を改めて整理し、今後の区政運営や令和6年度予算の編成に生かしていきたいと思います。
 長引く物価上昇や金融資本市場の変動の影響などを踏まえると、区財政も予断を許さない状況にあることから、引き続き不断の行財政改革に取り組み、区民サービスの維持向上に努めていくとともに、健全かつ持続可能な財政運営にも努めてまいります。区議会の皆様方のご理解を賜りますようお願いを申し上げます。
 終わりに、堀委員長、稲葉副委員長さんをはじめ、委員の皆様のご労苦に対しまして感謝を申し上げまして、閉会に当たってのごあいさつとさせていただきます。
 皆様、誠にありがとうございました。

○委員長(堀よしあき) 
 決算特別委員会が閉会するに当たり、正副委員長から一言ごあいさつを申し上げます。
 初めての委員長職ということで、至らない点も多々あったかと思いますが、委員の皆様、また区長をはじめといたしました理事者の皆様のご協力の下、円滑な議事運営ができましたことに、まずもって深く感謝を申し上げます。
 本特別委員会は、墨田区議会改選後初めてとなります決算審議となりまして、新たに議員になられた方も多くいらっしゃる中、新しい視点もあり、かっ達な議論ができたかと思います。
 コロナ禍は一段落をしましたが、長期化するロシアによるウクライナ侵攻、また緊迫するイスラエル・パレスチナ問題をはじめ、社会情勢の不安定を起因とする物価高騰も相まって、区民生活に大きな影響を与えています。本特別委員会で出ました各委員からの様々な視点からの提案、要望を、区長をはじめとする理事者の皆様には真摯に受け止めていただきまして、山積する区政課題の解決、また来年度の予算編成につなげていただければ幸いでございます。
 結びに、8日間にわたりご協力いただきました委員の皆様、区長をはじめとした理事者の皆様に改めまして深く感謝を申し上げまして、私のごあいさつとさせていただきます。
 本当にありがとうございました。

◆副委員長(稲葉かずひろ) 
 皆様、長い決算審議、誠にお疲れさまでございました。本委員会が無事に終了できましたこと、委員の皆様、区長をはじめとする理事者の皆様、ひとえに皆様のこの円滑な決算審議へのご協力のたまものだと心より感謝申し上げます。また、堀委員長の下で副委員長という重責を担わせていただきましたこと、改めて感謝申し上げます。本委員会で議論されたことを予算時別委員会に是非つなげていただければと思っております。
 改めまして、委員の皆様のご協力、そして区長、理事者の皆様の真摯なご答弁、誠にありがとうございました。感謝を申し上げ、ごあいさつとさせていただきます。ありがとうございました。

○委員長(堀よしあき) 
 以上で、決算特別委員会を閉会いたします。