◆11番(井上ノエミ) 新しいすみだの井上ノエミです。山本区長、よろしくお願いします。
まず、山本区長に新型コロナウイルス感染症に関連して伺います。
初めに、ワクチン接種についてです。
11月14日のデータによりますと、65歳以上の高齢者では6万782人のうち92.3%がワクチン接種を受けています。これは全国でも一番高いレベルにあると思います。今回、これだけ多くの高齢者にアウトリーチできたのは大変すばらしいことです。まさしくすみだの地域力が生かされたと思います。そして今回のこの経験は、将来自然災害が起こったときの高齢者の避難や様々な場面で活用できると思います。
そこで伺いますが、このように高い高齢者の接種率を達成できた理由について山本区長はどのように考えているのか伺います。
また、ワクチンを受けなかった高齢者4,696人について、なぜワクチンを受けなかったのか、いろいろな理由があったと思います。分析していただければ将来のために役立つと思います。何か理由が分かれば教えてください。
次に、外国人のワクチン接種について伺います。
墨田区には約1万2,000人の外国人が住んでいます。今回のワクチン接種において、外国人の接種率が分かれば教えてください。また、外国人のために墨田区もワクチン接種の情報をホームページで外国語で提供しています。ただ、自動翻訳の質が悪く理解できない部分もあります。外国語のできる職員もいますので、自動翻訳の内容をチェックしていただきたいと思います。山本区長のご見解を伺います。
次に、不法滞在の外国人や無国籍者のワクチン接種について伺います。
感染予防の観点から、これらの方もワクチン接種を受けられる制度が可能かどうか検討する必要があると思います。何か考えていることがあるのか、山本区長に伺います。
次に、現在の経済状況の中で生活に困っている区民も増えています。非正規の社員やパートで家庭を支えるひとり親家庭などは経済的に大変厳しい状況に追い込まれています。子どもの貧困の問題も一層悪化していると思います。
そこで山本区長に伺いますが、区長はこのような区民の現状をどのように認識しているのか伺います。また、生活困窮者の対策である緊急小口資金、総合支援資金、生活困窮者自立支援金についてどう評価しているのか伺います。また、子どもの貧困対策として重要な就学援助について、支援を増やすことや支給の基準額を引き上げるなどの対策も必要だと考えますが、ご見解を伺います。
次に、隅田公園の第2期整備計画について伺います。
隅田公園の第1期整備では芝生広場ができました。この広場は週末は多くの区民が利用しています。また、なぜ多くの樹木を切ったのかという、多くの区民の声もあります。樹木を残して舗装広場を作れば、デザイン的にも緑の広場が作れたと思います。第2期整備では樹木を残す計画をつくっていただきたいと思います。
また、公園ゾーンの整備では、築山を壊すのではないかと心配する区民もいます。低い樹木を伐採して照明をつけて明るくすれば、十分視界は確保できると思います。現在の自然環境をなるべく残す計画をつくっていただきたいと思いますが、山本区長のご見解を伺います。
また、隅田公園は区民の多くが利用する公園です。計画のプロセスにおいても近隣の区民だけでなく、多くの区民の声が反映されるプロセスを取る必要があります。現在の計画では、近隣の住民の声しか反映されない仕組みになっています。多くの区民が参加できるオープンな計画プロセスを取る必要があると思いますが、山本区長のご見解を伺います。
次に、江東橋公園のトイレの維持管理について伺います。
区民からの連絡で私もこのトイレを見てみましたが、維持管理が適切に行われていない印象を受けました。内部のペンキを年2回塗るなどの維持管理が必要に思います。現在、維持管理についてはどのような方針で行っているのか、山本区長に伺います。
次に、私の地元の若宮公園ですが、先日の大雨で遊具の下に水がたくさんたまり、2日間は使用できませんでした。排水溝はあるのですが、傾斜がないのでそこからは排水されません。ただ、2日後にすっかり水が引きました。この場合には整地するなどの対策が必要と思いますが、山本区長のご見解を伺います。
次に、児童虐待の対策について山本区長に伺います。
虐待が起きてから児童相談所にケースを送致するよりも、ハイリスクの家庭を早期に発見して虐待を未然に防ぐことが重要だと思います。政府も虐待予防のために育児ヘルパーの派遣を決めたようです。これも大変よい考えだと思います。
また、子どもの一時預かりなどの子育て支援も大事です。子どものショートステイに関しては、区外の乳児院や児童養護施設が主に使用されています。また、区内の協力家庭制度もあります。墨田区の子どもはすみだで守るためには、この協力家庭制度を充実する必要があると思います。今後どうやってこの協力家庭を増やしていくのか、山本区長に伺います。
次に、すみだカーボンゼロシティ2050を達成するための施策について伺います。
この宣言を実現するためには、区内の建物、住宅のエネルギー消費を抑えることが大変重要です。また、墨田区がこれから建設する学校などの建物の省エネ対策をしっかりやる必要があります。また、既存の建物の窓をペアガラスにする、断熱改修を行う、太陽光発電装置を付けるなどの必要もあります。国や都の補助金も活用して対策を進めていただきたいと思いますが、山本区長のご見解を伺います。
最後に、錦糸公園と緑町公園に設置されたソーラー式の携帯電話の充電装置について伺います。
この装置は地震のときに大変区民の役に立つと思い、私も大変期待していました。しかし、残念なことにいつも故障しているようです。本当に機能するかどうか、しっかりと検査していただきたいと思います。また、機能しないなら設置業者に撤去をしてもらうべきと考えますが、山本区長のご見解を伺います。
以上で、私の質問を終わります。ご清聴ありがとうございました。