井上ノエミのニュース

決算特別委員会 意見開陳  

令和5年11月8日 
決算特別委員会 意見開陳
新しいすみだ 井上ノエミ
それでは新しいすみだの意見開陳を行います。
令和4年度墨田区一般会計、国民健康保険特別会計、介護保険特別会計及び後期高齢者医療特別会計の各決算について、認定の立場から意見を申し上げます。

令和4年度においては新型コロナ感染症が続く中で経済環境は悪化し、区内の子ども達を取り巻く環境はたいへん厳しいものがあります。子どもの貧困、児童虐待、学校でのいじめ、不登校など解決するべき課題は多く、墨田区としても全力でこれらの課題に取り組むことを要望します。

まず、子ども達が安心して暮らせる墨田区を作るためにも、子ども達の居場所を作ることがたいへん重要です。物価が上がって賃金が上がらない中、家計を支えるために両親は必死に働いています。そんな中、子ども達が孤立しない様に居場所を作るために、食事を提供する子ども・地域食堂はたいへん重要です。子ども・地域食堂を広げていく必要があります。

 児童虐待や育児放棄も大きな問題です。子ども達の命を守るために、ハイリスクの子どもを早く発見することが大事です。

母子保健法で義務づけられている1歳半と3歳の乳幼児健診を受けていない子どもは、ハイリスクのケースです。早めにフォローすることがたいへん重要です。

 子ども達が安全で安心に暮らせる墨田区を作ることはたいへん重要な課題です。保育園、幼稚園、家庭的保育施設で起こる子どもの命の危険につながりかねない「ヒヤリ・ハット事故」について、関係者が情報を共有して事故を絶対起こさない対策を要望します。

 全国で幼い子どもがマンションから転落して亡くなる事故が続いています。転落防止のための製品も開発されています。子どもの転落事故防止に努めることを要望します。

子どもの事故で多いのは交通事故です。「ゾーン30プラス」を全区で実施して通学路の交通安全に関して万全の対策をお願いします。また、自転車が安全に走行できる自転車レーンの整備を要望します。

 今、日本の教育は多くの課題を抱えています。いじめや不登校の対策の一層の充実はもちろんですが、教師の生徒に対する性犯罪を根絶する必要があります。教師の生徒に対する性暴力は、なかなか表には出てこないので発見するのも難しいです。子ども達が心を開ける性犯罪専門のカウンセラーが必要です。性犯罪を未然に防ぐための教育委員会の対策を要望します。

 学校におけるPTAや幼稚園の保護者会の活動について見直しが必要です。PTA・保護者会の改革を進めることを要望します。

 墨田区の子ども達が将来社会で活躍するためには、英語を使いこなせることは重要です。中学生海外派遣事業でオーストラリアに行った中学生は積極的に英検などの検定試験やスピーチコンテストに参加して派遣の経験を生かしてもらいたいと思います。また学校も子ども達が英検やスピーチコンテストにチャレンジするのを応援することを要望します。

 重度の身体障害者のグループホームの整備については、入居者や家族の意見を十分反映した施設にしていたたきたい。また、洪水の危険を十分考慮した設計にすることを要望します。

賛育会病院の赤ちゃんポストを設置する計画については、墨田区として、全力でサポートすることをお願いします。

最後に、国民健康保険特別会計、介護保険特別会計及び後期高齢者医療特別会計については、高齢化の進展とともに年々保険料はあがっており、区民にとって大きな負担となっています。無駄のない事業の実施と効率化を強く要望して、新しいすみだの意見開陳とします。