井上ノエミのニュース

決算特別委員会 

決算特別委員会 10月31日(火)

1.74ページの社会福祉総務費の中国残留邦人等支援事業について伺います。 この事業では1億7900万円が支出されています。中国から残留邦人がたくさん帰国されたのはずいぶん昔だと思います。現在、墨田区には残留邦人の方は何人位住んでいらっしゃるのですか伺います。

2.残留邦人の方々は、戦争のあとに中国に置き去りにされてたいへん苦労をした方々です。たいへんお気の毒な人生だったと思いますので、国として支援していくのは当然だと思います。現在生活の上でどの様な困難を抱えている方が多いのでしょうか。お子さん達の状況なども分かっている範囲で教えてください。また、現在の支援内容についてご説明ください。

3. 84ページの老人福祉費に関連して、ひとり暮らし高齢者の支援について伺います。

1. 区内の独居高齢者の世帯数はどのくらいあるのでしょうか。伺います。墨田区ではひとり暮らしの高齢者に対しては様々な支援をしていますが、葬儀、財産の相続、死後の事務などに関してはどの様な支援をしていますか伺います。豊島区では「終活あんしんセンター」を設けています。社会福祉協議会と連携して高齢者が安心して最後を迎えられる様にサポートをしています。墨田区でもその様なサポートが必要と思いますが、ご見解を伺います。

重度の身体障碍者のグループホーム 

1. 次に90ページの心身障害者福祉費、特に重度の身体障害者グループホームの整備に関連して伺います。なかなか見つからなかった建設用地も「ひきふね保育園」の跡地に決まってたいへん良かったと思います。ただ、最近その用地には墨田区医師会もビルを建設する予定だと聞きました。まず事実関係を確認したいと思いますが、保育園の跡地を医師会とどの様に分けることになったのかご説明ください。

2. 容積率を考えるとかなり敷地が狭いという声が保護者の方々から出ています。バスはぎりぎりでしか敷地に入れないという問題もある様です。また、重度の身体障害者の使う車椅子はかなり大きいので、居室も十分なスペースが必要です。もう少し敷地を増やすとか容積率を緩和する必要があると思いますが、ご見解を伺います。

3. 以前にも委員会等で度々指摘していますが、八広地域は洪水になれば建物の2階までは完全に水没する可能性があります。したがって、常にその可能性を考えて建物を設計して建設する必要があります。油断すると後でたいへんな問題が発生する可能性もあります。現在検討中の建物は洪水対策という観点を十分考慮に入れて設計されているのか伺います。

保育園の事故 

1.次に100ページの児童福祉費に関連して伺います。内閣府は、全国の保育園、幼稚園で起きた子ども命の危険につながりかねない「ヒヤリ・ハット集事案」についての100件の事例集を作成しました。ネットで公開されていますので、私も見ました。以前死亡事故を起こしたことのある送迎バスでの「おろし忘れ」や園外保育での「置き去り」などがあります。私の地元の若宮公園でも午前中は多くの園児が園外保育で遊んでいます。たくさん子どもがいますから、うっかりすると「置き去り」事故が起きてしまいそうです。保育士の皆さんには事故を絶対起こさない緊張感をもっていただきたいと思います。墨田区ではこの様な事故についての情報は保育園・幼稚園から報告されているのでしょうか。また、報告されているならどの様な事故が起こっているのか教えてください。

2.若宮公園は、自動車の通行の多い道路に面していますから、子どもが置き去りにされるとたいへん危険です。日頃から、保育園に全国での事故情報を共有して注意喚起をすることがたいへん重要だと思いますが、墨田区では事故防止のためにどの様な対策を取っているか伺います。

3.家庭的保育者、つまり子ども預かる保育ママでも事故が起こる可能性はあります。園外保育はないかもしれませんが、家庭内で起こりうる事故、例えば、やけどや椅子やテーブルからの落下事故、異物の誤飲などは、普通の家庭でも起こる事故です。保育ママをやっている方はベテランの方が多いので、十分注意をしていると思いますが、油断すれば子どもは何をするかは分かりません。その意味で、保育ママにもたえず家庭内の事故について注意喚起していただきたいと思いますが、現在何かやっていることはありますか。まだ、これまで事故は起こっていないのか伺います。
以上