井上ノエミのニュース

決算特別委員会の総括質疑 [新しいすみだ] 井上ノエミ

決算特別委員会の総括質疑 [新しいすみだ] 井上ノエミ。
1.今年は関東大震災からちょうど100年ということで、区内にある東京都慰霊堂についての新聞記事も多くありました。墨田区のすべての子ども達に東京都慰霊堂を訪問して、震災の悲劇を学んで、地震の怖さを知り地震対策に関心を持ってもらいたいと思います。ほとんどの学校は訪問していると思いますが、必ず訪問する様にしていただきたいと思います。また、墨田区に新しく勤務する先生や教育委員会の先生方にも、墨田区の歴史を知る意味でも東京都慰霊堂は訪問していただきたい場所です。教育長のご見解を伺います。

2.次に、墨田区にはかって多くの文化人が住んでいました。有名な人では、両国小学校出身の芥川龍之介がいます。向島には森鴎外、正岡子規、吉川英治、幸田露伴、堀辰雄、佐多稲子などが住んでいました。
学校の先生方もおそらくご存知ではないと思いますので、まず先生方に知っていただきたいと思います。
そして、小学校・中学校の国語の授業では、是非、自分たちの身近な土地に住んでいた、これらの作家の作品を子ども達に読んでもらいたいと思います。
子ども達も有名な人が多く住んでいた墨田区を誇りに思えることでしょう。
加藤教育長のご見解を伺います。

3.次に学校でのPTAや幼稚園の保護者会の活動について伺います。最近は学校でのPTA活動に批判的な意見も多く聞かれます。
PTA活動はあくまでボランティア活動であり、強制的な参加ではなく、やりたい人がやるべきものだと思います。
幼稚園の保護者会も同様です。
やりたい方がいなければ活動を縮小していけばいいと思います。
今までやってきたからという前例主義ではなく、身の丈にあった活動を出来る範囲でやるのが一番良いと思います。
また、様々な理由でPTAや保護者会に参加しない方もいますし、したくても参加できない場合もあります。
それはあくまで親の問題であり、子ども達には関係ない話です。
PTAや親の会に参加するしないに関係なく、すべての子ども達は平等に扱わらなければなりません。
中には、幼稚園の保護者会に入っていないからという理由で子どもが差別を受けたという苦情もあります。
PTA活動や保護者会の活動についての教育長のご見解を伺います。

(子ども食堂について)
4. 区長が出席したタウンミーティングでは、山本区長は子どもの居場所作りについて積極的に取り組むと言及しました。
子どもの居場所を作るために、食事を提供する子ども食堂はたいへん重要です。
区内には約12ヵ所の子ども食堂がありますが、場所が狭い、立地が悪いなどで子どもがあまり集まらない食堂もあります。
反対に、児童館と協力している食堂はうまく行っています。
子ども食堂を始めたいという区民はいますが、適切な場所がないのが大きな問題となっています。
放課後に子どもが集まる場所は、児童館や学校です。
まず、これらの場所を子ども食堂運営者、希望者に提供して、子ども食堂を広げていく必要があると考えますが区長の見解を伺います。

5.(赤ちゃんポストについて)
賛育会病院が国内で2番目の赤ちゃんポストを設置すると発表しました。賛育会病院の高木院長は助けられる命は助けるという決意です。是非、墨田区としても全力でサポートしていただきたいと思います。特に、児童相談所の役割りは重要になります。墨田区では児童相談所は設置せずにサテライト的な役割を果たす計画だと思いますが、是非早急に賛育会病院と協議していただきたいと思います。また、熊本市の赤ちゃんポストでは、これまで150人以上の赤ちゃんを救ってきたそうです。赤ちゃんのために戸籍を作ったりする必要もあります。熊本市にも職員を派遣してこれまでの経験から学んでいただきたいと思います。
また、私は、赤ちゃんはなるべく区民に方に里親になっていただいたり、特別養子縁組をしていただきたいと思います。
乳児院ですと、母と子という環境とまったく異なりますので、赤ちゃんには里親に育てられた方が望ましいです。
墨田区では積極的に里親を探す広報をしていますが、是非、区長自ら先頭にたって里親になる様に呼び掛けていただきたいと思います。
区内に赤ちゃんポストが設置されることについての区長のご見解を伺います。