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令和7年3月6日予算特別委員会総括質疑 新しいすみだ 井上ノエミ


令和7年3月6日予算特別委員会総括質疑 新しいすみだ 井上ノエミ
 1. まず款別質疑の続きですが、介護保険に関連して伺います。介護保険のデイサービス事業者はたくさんあります。通所介護デイサービスは38事業者、地域密着型デイサービスは37あります。これだけ数が多いとサービスの質も様々だと思います。あるデイサービスは利用者が一日中座ってゲームなどをやっていて、逆に足腰が弱くなり要介護になりやすいのではないかと心配します。墨田区として、これらの事業者のサービスの質を担保するためには、どの様な対策を講じているのか伺います。
 
2. 高齢者の介護予防のための事業はたいへん重要です。墨田区では健康寿命を延ばすためのさまざまな活動をやっています。そのひとつに高齢者の体力測定があります。私はこの体力測定をなるべく多くの高齢者に実施するべきだと思います。体力測定をやることによって自分の体力を客観的に評価できますし、また少しでも体力を向上する様に運動する様になります。そこで伺いますが、墨田区のやっている体力測定を受けている高齢者は何人位いますか。またデータの分析などはやっていますか。
 
3.次に山本区長に伺います。墨田区の取り組んでいる健康寿命対策のプログラムがどの程度の効果があるのか、介護予防に役に立っているのか、検証する必要があると思います。千葉大学などの専門家と協力して科学的に研究していただきたいと思いますが、区長のご見解を伺います。
 
4.次に、216ページの住宅費、特に住宅の断熱対策について伺います。私の知人が新しく一軒家を建てました。これまで住んでいたマンションから引っ越したら、家がたいへん寒いと言っていました。いまどき、新しい家で寒い家は少ないと思いますが、明らかに住宅の断熱がきちんとされていない家を作ってしまった様です。寒い家では、入浴した時にヒートショックを起こして多くの高齢者が亡くなっています。今年の4月からは国の制度が大きく変わり、住宅の断熱が義務化されます。そこで伺いますが、墨田区としてこれまで断熱義務化に関してどの様な対策をとってきたのか伺います。
 
5.また日本の既存住宅はほとんど断熱されていません。断熱されていない木造の住宅はたいへん寒くて高齢者のヒートショックが起こりやすいです。また光熱費もたいへんかかります。省エネの観点からも、住宅の断熱改修を促進する必要があります。墨田区として何か考えていることがありますか伺います。
 
6.次に、高齢者のための住宅あっせんについて伺います。住宅に困る高齢者は多いですが、あっせん事業の実績が非常に低いですがその原因は何でしょうか伺います。
7.すみだセーフティーネット住宅は現在募集中は1戸だけです。昨年の実績は何戸ありますか。もっと増やせないのか伺います。
8.国のやっているセーフティーネット住宅に登録している区内の住宅は60戸ありますが、家賃が9万円以上と高いです。もっと家賃の安い住宅を登録するように出来ないのでしょうか。お伺いします。
 
9.次に山本区長に伺います。墨田区には住宅に困っている高齢者の方がたいへん多いです。年金で生活している方が大半ですから、8万円とか9万円の家賃は払えません。一方、区内にはワンルームマンションがたくさんあり、空室もあります。若い方は新しいマンションを好みますから、古くなるとなかなか借り手がいません。しかし、住宅を探している高齢者は多いのにもかかわらず、オーナーは高齢者の方に貸しません。オーナーの協力を求めるためにも、ワンルームマンションのオーナーに対してより支援内容の充実した制度を作る必要があると思いますが、ご見解を伺います。
 
 10.次に、子どもの居場所としての学校図書館・区立図書館について伺います。文科学省では学校図書館の在り方について審議会で議論しています。「いつでも開いている図書館」「必ず誰かいる図書館」「心の居場所」という理想の学校図書館を目指して議論している様です。「いつでも開いている、必ず誰かいる」というのは実現していただきたいですが、現在墨田区では、学校の図書館のスタッフの配置はどうなっていますか伺います。