令和7年3月7日(金)予算特別委員会総括質疑2日目 新しいすみだ 井上ノエミ
(岩瀬次長)
1. 昨日に引き続き、子どもの居場所としての学校図書館・区立図書館について伺います。学校図書館を「心の居場所」という理想の図書館にするという考えがあります。将来実現できたら素晴らしいと思います。例えば、不登校の子どもは、教師や他の生徒との人間関係の問題を抱えている場合があると思います。対人関係に不安のある子どもがひとりになれる図書館は癒しの場所になるのではないでしょうか。不登校の子どもが学校図書館で過ごしたい場合には、それは認められるのでしょうか。伺います。
2. 地域にある区立図書館を子どもの第三の居場所にする考えが最近広がっています。区立図書館は無料で、子供がひとりで安心して、放課後を過ごせる場所です。全国の図書館でイベントを始めたりする取り組みもまだ始まったばかりですが、墨田区としても是非検討していただきたいですが、岩瀬次長ご見解を伺います。
(対山本区長)
3. NHKの番組にプロジェクトXという番組があります。これは困難な課題に果敢に立ち向かった人々の記録です。先日は秋田県の藤里町という人口2500人の小さな町が100人いた引きこもりをゼロにしたいという話でした。困難と闘い克服していく人達のストーリーはとても感動的です。墨田区はコロナ対策でたいへんな功績をあげたと思います。まさしくプロジェクトXにふさわしい貢献だったと思います。そこで山本区長に伺いますが、区長がお考えになる現在の区政のプロジェクトX、つまり困難な課題とそれに立ち向かい解決していくプロジェクトですが、もしあるとすれば、それは何でしょうか。お伺いします。
(観光危機管理計画の作成について)
(対山本区長)
4款別質疑では防災課に観光危機管理計画について伺いました。外国人を含む観光客が多い墨田区では、震災時に観光客の安全を確保するために観光危機管理計画はたいへん重要だと考えます。ただ、関係する組織がたいへん多いです。直接関係する組織だけでも、防災課、観光課、観光協会、スカイツリー、江戸博、北斎美術館などです。これらの組織をまとめて計画を作成していくのはたいへんだと思います。まず組織を作っていく必要がありますが、中心は防災課になるのでしょうか。また、墨田区以外の団体も関係しますので、区長のリーダーシップが欠かせないと考えます。是非、中心となってこの計画を作成していただきたいと思いますが、ご見解を伺います。
(子育て世代の負担の軽減について)
(山本区長)
5. 今回の予算では、中学生の修学旅行と小学生の移動教室の無料化、幼稚園の昼食費補助と、子育て世代にはたいへん助かる予算が含まれています。墨田区は近隣区に比べて子育てに対する補助が少ないという声がありましたが、今回の予算はたいへん評価できます。ただ、子育て支援に関しては、各区も競って支援を拡大している現状があります。区長として子育て世代に対する支援について、どの様に考えているのか伺います。
(障害者虐待防止法について)
(対山本区長)
6. 款別では障害者虐待防止法の実施について、障害者施設における虐待、セクハラ、パワハラについて伺いました。墨田区では対策として通報ダイヤルと虐待防止センターを設置していますが、通報件数が予想以上に多いと思います。事態を深刻にとらえて対策を取る必要があると思います。特に女性に対するセクハラは、性犯罪につながりやすいと考えます。区長のご見解を伺います。
(英語教育)
7. 中学生を海外に派遣しているが、英検の合格者数を見るとまだまだ少ない様です。墨田区でも生徒の英検の受験を増やしていただきたいと思います。ただ、英検の受験料はたいへん高くて2級8000円程度しますので、受験を勧めにくい点もあるかもしれません。ただ、団体受験という方法があります。これだと2000円程度は安くなります。例えば、墨田区教育委員会で申し込みすれば、区役所の会議室を会場とすることが出来ます。墨田区の子供達の英語力を上げるためには、その様な対策をとる必要があると考えるが見解を伺う。
(いじめ対策)
8. 学校における差別発言の取り扱いについて伺います。人種、外見の違いや体格の違い、衣服や所持品などの経済格差などで差別発言をする人はたいへん多いと思います。子供のうちにしっかりと差別発言をしてはいけないことを厳しく教えるべきと思いますが、学校現場ではどの様に教えていますか。また、差別発言がされた場合の対応について伺います。また、教員が差別発言をする場合がありますが、その場合は懲罰の対象としているのでしょうか、ご見解を伺います。